“弁当箱”

最近、“ナナニィのエンジンＯＨ”の話ばかり…たまには違う話でもしよう。

 

“弁当箱”…カミさんの作る弁当を詰めるのに週に５日お世話になることもあれば…ってそっちじゃない。

ココで取り上げたいのはコッチの“弁当箱”。

 

 

オヤジが初めて買ったバイクがコレ、１９６８年式のホンダドリームＣＬ２５０。

中古で１５万…建具職人として『一人前』になった頃、大阪万博を見に行く“旅の相棒”に選んだのがコレだった。

実家のアルバムを何冊もひっくり返したが、“弁当箱”が写っていた写真はコレ一枚のみ。

肝心の“さすらいの単車”の文字も見えやしない…。

 

おそらく“ヨンハン”の下取りに出す直前あたりに撮った写真なのだろう。

「四国の山道を走っていて道路から落っこちた」と言っていたから、リアショック上部のヘコミや右ステップはその痕跡ではなかろうか？

 

以来、“ヨンハン”に乗り換えてから「ＣＬキ○ガイ」と呼ばれ、「ＣＬ御殿」を建てるまでに至った原点が、この一枚の中にあるのか？…と思うと何だか愛おしい。

“弁当箱”は結局２台レストアして乗っていたのだけれど、上と全く同じ仕様で組み上げた１台目は自分の部屋（前の家＝「某別冊ＭＣ誌」で紹介された家）で組み上げ、外に出す際にバルコニーから落っことすという苦い経験もした（←バルコニーからかけたラダー（足場板）の傾斜がキツ過ぎてバランスを崩しただけ）。

青森に帰省した時に引っ張ってきて、バイク屋のオヤジさんの形見だといっていたのに「譲ってくれ」という話を断れずに譲ってしまうあたりがオヤジらしい…結局“作る過程”が楽しいから。

 

実は僕、“弁当箱”には乗ったことがない。

“バットマン”のＣＬ３５０には試乗させてもらった記憶が微かにあるのだが。

 

…エンジンフィール的には“ナナニィ”の方が好みかな？

「５速」は欲しいけど…。