右側失火の原因
6月8日 日曜日 雨のち曇り
午前中はカミさんと買い出し。
雨降りだと“RS”という「大きなカサ」を出すのが僕の主な任務。
のっぽろ野菜直売所にも足をのばし新鮮な野菜を買い求めて帰宅すると、カミさんから「バイク、イジってきたいんじゃないの?」という有り難いお言葉…好意に甘えこの前の原因を探ることにする。
ポイントカバーは先週外して帰ってきてからそのまんま。
モノはついで…とポイントの“接点ならし”を左側の分もすることに。
両方平らになったところでキーをONにしキックすると、エンジンはかかったが左側が死んでいる。
あれ?あれ?と少々パニックになりつつも、プラグや左のプラグキャップを触っているウチにキチンと両方爆発する様になった…さて、これで“ふり出し”に戻ったぞ、と。
ポイントカバーを外した状態ならば、中のポイントはキチンと仕事をしている。
それはポイントシャフトによって周期的に接点がついたり離れたり…を繰り返し、接点が離れる時に火花が飛んでいるコトからも明らか。
これが(ポイント)カバーを付けると右側が失火する…と、何度かエンジン始動を繰り返すウチに…
ポイントカバーとプラグキャップの間(上の写真の矢印のところ)で大きな火花が出ているじゃないか!
ひょっとしてコレが原因かぁ?!
試しに左右のプラグキャップを入れ換えてキックしてみると…正解。
プラグキャップから車体(アース)にリークしてプラグに火花が飛ばなかったんですね。
…でも左に付けた(不調の原因と判明した)プラグキャップからは、フィンに青白い火花が飛んでいる。
となると換えのプラグキャップを捜さないと…と、オヤジが残したストックパーツの箱の中をゴソゴソ。
お目当ての“Hmマーク入り”プラグキャップはあっけなく見つかり、軽く“ガワ”にクレポリメイトを吹いてキュキュ…と磨くとそれなり見られる様になった。
ハイテンションコード側は…接点復活剤みたいなモノを吹くべきなんだろうが、とりあえずCRCで代用。
ネジネジねじ込んでプラグに取り付け、キーをONにしキックすると…おめでとうございます、復活です。
やれやれ…ついでだ、(エンジン)オイル交換もしてしまおう。
日本二輪史研究会で復刻した取扱説明書によると、気温が15℃以上なら(エンジンオイルの粘度は)「30W」を、以下なら「20W」を使いなさい…と書いてある。
が、いまどきそんな「シングルグレード」のオイルはまず手に入らないし使わない。
実はCL72をイジりブログを書いている人は他にもいて、参考になりそうな情報はそれなり仕入れているつもり。
その中にエンジンオイルの話もあって“20Wを試してみたい”と考えていたので…
今年はコレを試してみることに。
カストロールの20W-40…“ナナニィ”で走る時の気温が15℃以下ってことはまず無いだろう。
でも、わざわざオートランドで“たっかいヤツ”を買う必要も無かったな…ホーマックでも見かけたから(悲)。
チャチャッとドレンボルトを緩め10W-30のオイルを抜く…相変わらず真っ黒。
ワッシャーを交換してドレンボルトをキッチリ締め、フレッシュな20W-40を入れてやる。
エンジンをかけると…アイドリング時は若干回転が重いか?
走行時のフィーリングが気になるなぁ…。
…雨も上がったし、まだ時間もあるから『試運転』してくるかぁ。
ヘルメットにグローブは当然だが、あとはパーカーにスニーカーという“バイクに乗るにはラフ過ぎる”格好で“ナナニィ”にまたがり、暖気もそこそこにクラッチをミートする。
路面も乾きつつある夕方。豊平川の堤防の上、国道275号線の旧道を市内に向けて走ってみる。
3速70km/hくらいで巡航すると、ビチビチ…という特徴的な“CLサウンド”が心地よく楽しめる。
環状北大橋の上で全開にしてみる…悪くないかも?
川下公園裏のユル~い“くねくね道”でゆる~くコーナリングを楽しむ。
とりあえずこれで当分は大丈夫かな?
ホンネは28日からの『北海道72ミーティング』までに、もう一回くらい乗っておきたいのだけれど。
…何だかまた一つ、“ナナニィ”が『オヤジからの借り物』ではなく『自分のモノ』になった様でチョッピリ嬉しい。
追伸
もちろん、右側にぶら下げているミニバックの中身に、プラグキャップが追加されたのは言うまでもない…。