“何となく”ドライブ
6月7日 土曜日 くもり
一週間、デスクワークばかりで職場と自宅の往復に明け暮れると、週末はどこか違うところに出かけたくなる。
食べたいモノを食べ、足を伸ばして風呂に入り、目の前に現れる道路に合わせて“RS”を走らせる…それで充分。
カミさんと日常の会話では現れない意外な話で盛り上がったり、ラジオやCDに耳を傾けたり、流れる景色に季節を感じたり…。
昨日の夜、何となく浮かんだドライブルート。
『よさこいソーラン祭り』も始まったことだし、ワザワザ札幌市内でくすぶっている必要もない。
天気は期待できないが、風呂道具だけ持って、しばし札幌から脱出することにしよう。
最初の目的地は『中山峠』。
北海道は札幌市~喜茂別町の間に横たわる国道230号線『中山峠』…といえばジャガイモ丸々1個に衣をつけて揚げ、これを3個、串に刺した「あげいも」がガチで定番のおやつ。
時々無性に食べたくなる…とか、通ると(売ってる時間帯なら)つい買って食べちゃう…と、「あげいも」に対する思いは人それぞれ。
札幌からだと“「味」なら中山(峠)、「道」なら支笏湖”とか、二輪・四輪、目的その他で「あげいも」を食べに行く場所が変わる…というのも面白い。
で、札幌側から峠を上ってくると、進行左側にあって駐車場も広く入りやすい「道の駅 望羊中山」に“つい”入ってしまうのだが、実はこちらが“中山峠の「あげいも」の元祖”という話もあるらしい。
実際、僕もこっちの「あげじゃが(商品名)」を食べるのは初めて…やや小振りな一口サイズのジャガイモの甘さと、それを増幅させる様な塩加減。衣も甘すぎず食べてて飽きがこない…“コッチの方が旨いかも?”とカミさんと意見が一致する。
小腹を充たしたところで喜茂別側の下りへ。
一度スピードをのせたらほとんどアクセルを踏む必要もなく、平均燃費計がカタログスペックの“19.0km/L”を超えた頃、“RS”は喜茂別町の中心部に差しかかる。
“こんなのあったっけ?”と入ってみることにする。
当然だが喜茂別町の名産は『アスパラガス』。
写真奥の直売所を覗けば、太いの細いの白・緑・紫…と様々なアスパラが売られている。
カミさんと二人、品定めし買い求めたやや細めのアスパラは『ハネ品』というコトもあってタグの半額!
二人がかり一週間で食べきれるか不安な位、たくさん入っていた。
#早速、夕食にベーコンと併せて炒め「ナポリタン」になって登場…シャキシャキした食感は最高です!
~ 顔を出す勇気は無いです、顔に自信が無いので… ~
この後、ふきだし公園(道の駅 名水の郷きょうごく)の脇を抜け、国道5号線からサンモリッツ大橋を渡って“食の目的地”「カリー小屋」さん(虻田郡倶知安町ニセコ高原ヒラフ山田74 0136-23-3688)へ。
「カリー小屋」…否「アルバータロッジ」と呼ぶ方が(個人的には)耳馴染みがイイ。
ここも既にOPENから26年が経つ「スープカレー」の老舗。
#そしてココまで札幌から約2時間半…休憩含め丁度良いドライブコースであるのも事実である。
さぁ…久しぶりに“「カリー小屋」のスープカレー”をいただくことにしよう。
~ 【限定】道産和牛のやわらか煮カレー(4辛):1,400円+ 特上天(白):200円 ~
札幌にだって「スープカレー」の名店はいくつもある。
特上天(白)もオイシかったなぁ。
お腹を満たせば次は『風呂』。
でも今回のドライブでは失敗の連続。
そのまま登っていった五色温泉郷の「五色温泉旅館」は結構混んでいる様だし、向かいの「五色の里 ニセコ山の家」は女湯が改装中…昆布温泉郷の「鯉川温泉旅館」は前に一度行っているし…悩んだ末に目指したのは、何とニセコの山を駈け下った昆布川温泉「蘭越町交流促進センター 幽泉閣」さん(磯谷郡蘭越町昆布町114-5 0136-58-2131)。
“美人の湯”と呼ばれるココの泉質は『ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)』。
つまり弱酸性の人間の肌と、アルカリ性の温泉が反応し“とぅるっとぅるぅ~”な肌触りになる訳。
カミさんもいつもより長く(風呂に)入っていた様子から察するに、存分に温泉を楽しんできた様だ。
さて、帰り道は…と検索すると『中山峠経由』という無情な判断。
ドライブコースは毎回“ひとふで書き(しかもビューポイントが左になる様に)”を目指しているんだが、この時間から倶知安~キロロ経由で山中牧場のアイスクリームを食べるのは難しそう…仕方ない、大人しく帰るか。
コーナーによっては『頭文字D』ばりの“ミゾ落とし”もできる(実際今日もやった)。
押さえていくのはシェルター(屋根)のかかった180°回り込む曲率のキツいヘアピンと中山大橋の上だけ。
しかも頂上までに抜けなかった“カメ”はそのまま「ペースメーカー」となって定山渓温泉まで付き合わされるのだ。
今日も何台抜いたかな?
「何キロ出してるんだ?」って?
そんな野暮なことは聞かないで下さい…少なくても“曲率半径以下のスピード”で曲がっているコーナーは、件のシェルターのヘアピンと中山大橋の上だけですから(照)。
…というコトで、札幌側下りからは端折って帰宅。
出発前にBトリップをゼロに戻したので、この数字は純粋な今日の走行距離と平均燃費。
中山峠の札幌側下りからは、ほとんどアクセルを入れていないのがよく判る。
来週はSAB札幌で無限フェアらしい…そろそろ6ヵ月点検にも入れてやらないとな。