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死んだオヤジをキッカケに、好きなクルマやバイクについての駄文を連ねる様になった男のくだらないblogです。

エンジンOHへの道(完…?)

8月29日 金曜日 晴れ
 
木古内での夜勤を終えてやっと帰宅。
さて、月曜日(8/25)にお願いしてきたシリンダーのボーリングはどうなったかな?と、電話してみると既にできあがっているという。←お願いした段階で「明日には出来るよ」と言われていたのだが。
それじゃぁ…と、昼メシを食いに出るついで…といっては失礼だが、「(株)タニメック」さん(札幌市東区東雁来3条1丁目2番7号 011-782-2101)へ取りに行くことに。
 
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                   ~ ひと皮剥けて、すっかりキレイになった様で… ~
 
リアランスはモノを見てもらった時に先方からパッと出た数値、「100分の4」
リングを付けていない状態なら、当然0.25ミリオーバーサイズのピストンはスムーズに動く。
今回の費用は片側一気筒あたり6,000円×2+消費税で『12,960円也』
 
「昔はバイクのシリンダー、ボーリングして欲しいんだけど…って持ってこられたことがよくあったな」という話を懐かしそうに話された。実はココ、JR苗穂工場からも頻繁にボーリングを依頼されるのだそうだ。
どおりで裏の工場で、DD51等が積んでいるV型12気筒「DML61」系やキハ183系1500番台などが積んでいる水平対向6気筒「DMF13」系とおぼしきシリンダーブロックを見かけた訳だ…。
 
…で、青森の伯父が亡くなり火葬から葬儀、納骨まで参列したので一週休み。
 
9月6日 土曜日 晴れ?
 
やっとエンジンが組める…でも不安。と前もってcbm72先生にご予定を聞くと「朝から行けるよ」
cbm72先生が来る時は声を掛けてね!と言われている、南区72ライダーさんとAKM77さん。
気が付くとこの4人(講師1:生徒3)で僕のナナニィのエンジンをサンプルにエンジンをバラしてきた。
組む時もやっぱりこの4人で取りかかることに。
#商売でやっていたら人工(にんく)賃は赤字だろうな…。
 
10時過ぎから取りかかった前半戦は、古いガスケット剥がしや遠心分離式オイルフィルターの清掃…といった下準備でほぼ終了。
昼メシ・休憩を済ませ突入した後半戦は、おっかなびっくり“折るんじゃないか?”とビビリながらピストンにピストンリングを入れ、予めシリンダーにピストンを入れておくところから。
 
一般的な組み方はピストンを先にコンロッドに付け、ピストンリングを締め上げてシリンダーに挿入する。
が、バイクのエンジンの場合はピストンもシリンダーもピストンピンもクリップも小さいので、先生は先にピストンリングが隠れるまでピストンをシリンダーに挿入しておき、シリンダーを降ろしながらクランクを回し一方のコンロッドが上死点に来たところでスモールエンドにピストンピンを挿しクリップでピストンを固定。
さらにクランクを回して反対側のピストンを同様に固定する…のだそうだ。
ナナニィは2気筒だからまだ気楽?だが、これが4気筒や6気筒でやったら気が遠くなりそうである。
もちろんシリンダーの内側(=ナナニィの場合カムチェーン側)になる方はあらかじめクリップをつけておく…等々、小ワザ・中ワザを繰り出されながらcbm72先生主導でエンジンはどんどん組み上がっていく。
 
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             ~ 15時過ぎはまだこの状態。右のピストンは上死点手前にいます ~
 
あとはcbm72先生が摺り合わせしてくれたヘッドを載せてカムチェーンを繋ぎ、バルブクリアランスを決めるだけ。規定値はIN・EXとも0.05mmなのだが、EX側のみ0.08mm位にすると調子がイイらしい。
バルブオーバーラップを少しでも稼ごう…ということだろうか?
 
さぁ…ヘッドカバーを付けたらエンジンを乗せるだけ。
キャブやエアクリーナーを組み付けたところで「初爆だけでも見たいんだよな~」とcbm72先生がいう。
周囲はいちおう住宅地。18時という時間帯を考えると若干気が引ける…が気が付くとマフラーが付いていた。
 
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仮のタンクに500ccほど(ガソリンを)準備し、左右両方のフロート室を満たす程度のガソリンを送り込む。
前もってオイルを入れて空キックを何度もしているから、潤滑は確保できるだろう。
ハイコンプピストンを組んだせいか、キックを踏み降ろす時の反発が強い(当たり前か)…思わず苦笑い。
 
キックすること数発…“バスン”
お、そろそろ来そう(爆発しそう)だな…オイル回ったのと生ガスでプラグが湿っているのか?
チョーク引いてみる?なんてやっているウチ、アクセル全開でキックすると“ドルン、ウォン、ビチビチヒチ…”という排気音をたて、ナナニィが息を吹き返した\(^o^)/
辺り一面白煙がモウモウと…これはエンジンを組み立てる時に塗ったオイルだから大丈夫。
間もなく白煙は無くなり、マフラーに手をかざすと排圧が(エンジン開ける前より)あきらかに高い…。
ヘッド周辺のメカノイズもほとんど聞こえないし、ブローバイガスにオイルが混じっている様子もない。
(一応)できた!エンジンオーバーホールの完成である
 
cbm72先生曰く
「このエンジン、250だけど305より回る分面白いかも?」と。
それは乗ってみないとわからない…そのためには早く外装を組まなければ
 
9月7日 日曜日 晴れ
 
僅か3時間程度だが、時間が出来たので昨日の続きを少々。
ホントはさっさとドライブチェーンをかけたいのだが、そこまでの時間は無いので取り付けられるモノから。
ヒートガードやステップ回り…また組む(元のカタチに戻す)のにも時間がかかる。
もちろんエンジンはかかるのだが、途中でドレンボルトの頭にオイルが溜まっているのを発見。
締め付けトルクが足りなかったのかな…と増し締め。
さらにニュートラルランプが点かない→アース不良とか、違う問題も見つかって中々進まない(--;)
 
とりあえず現状はこんな状態。
 
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                  ~ 当たり前ですが、シートは乗っけたダケです… ~
 
ゴメンナサイ、そろそろ寝ます…zzz.