出張寸景
先週は「新幹線の試験で人手が足りない」と手伝いに借り出され、函館・木古内周辺をウロウロするコトに。
そんな中で撮った写真を何枚かご紹介。
これは通称“上野SS(「スノー・シェルター」)”と呼ばれるところ。
三線分岐器(といっても「N軌(ナローゲージ・1,067mm・3フィート6インチ)」と「S軌(スタンダードゲージ・1,435mm・4フィート8.5インチ)」が分かれるだけなのだが…)には石勝線でも見られる『シェルター』という屋根がかかっている…この後、新幹線規格に合わせて防護壁が設けられるかもしれないので、いつまでこの景色が拝めるかはわからない…しっかし、新幹線の三線分岐器って面倒くさいのぉ。
#この晩、知内信号場の三線分岐器の試験調整(のお手伝い)を行って実感することに(--;)。
ちなみにココに通じる町道?はカーブになっていてこの背中は小高い丘。
見通しが悪いところなので駐停車の際は特段のご配慮をm(_ _)m
このあと夜勤となって知内へ。
海峡線は本州~北海道の物流の大動脈故、列車が全く走らない時間は一日に2時間ちょっとしかない。
そんな中で“初めてのモノ”を、それも『期限付き』で作っているのだから、余程パーフェクトなシミュレートがされていない限り上手く進む訳がない…だからこうして借り出される訳だが。
貴重な列車間合いで行った試験。大体のメニューをこなせた様でホッとする。
で、非番(勤務解放)…となる訳だが、実は今回の出張、もう一晩夜勤をして試験のお手伝いをする行程。
風呂に入り、仮眠を取って身体の疲れを癒したら?今夜の作業に向けて…
~ ホタテフライ定食 650円 ~
10年程前、いまの函館駅を造りに週2で通っていた頃から人気店で、なかなか入れなくて隣に逃げたりしていたけれど、久しぶりに来てみたら、よくお世話になった隣の店が閉店していたのだから不思議なモノ。
相変わらず大きなホタテの貝柱とヒモを丸ごと揚げてザクッ、ザクッと切った味は…アレ?こんなに塩こしょうが効いた味だったっけ?もちろん旨いことは旨いのだけれど。
作業工程上、食事はおにぎり2個を15分で…とか、朝買った3個入りドーナツをお茶で流し込んで終了…ってことも経験済みなので、できたての温かい食事(特に汁物)を食べられるのがいまの一番の幸せ。
どうもゴチソウサマでした。
函館山と夕日が織りなす光景が、何だか印象的で一枚パチリ。
チョット早いがすることもないので、18時21分発の「白鳥96号」で木古内に戻ろう…と函館駅にくると、札幌方面への列車が乱れているという…あぁ、そういえば昼間仮眠してる時、雷と滝の様な雨が降っていたっけ。
本来NN183系が充当されるはずの「北斗15号」もキハ281系が代走する様ですし。
#よく見るとキハ281のヘッドマークがチャンと「HOKUTO」になっているのよね。
この日の「白鳥96号」は青森車両センター所属の485系3000番台A1編成+増結1ユニットの8両編成。
高速走行時の架線追従性向上を目的に、モハ484形3000番台が積むPS26B形パンタグラフは、両腕をピンと伸ばした様なシューの形状が特徴的。
この行先方向幕やサボが見られるのもあと2年弱。
来年3月に北陸新幹線(長野~金沢)が開業すれば「北越」は間違いなく廃止になるだろうから、上沼垂(=新潟車両センター)の485系は定期特急運用から離脱することになる…すると、最後の485系特急は「白鳥」ということになるのだろう。
仙台に行ったA1+A2編成に再度ATC-Lを積み、国鉄特急色でその昔、大阪~青森間をロングラン、485系の持つ実力を遺憾なく発揮していた「白鳥」を思い起こさせる様な“485系さよなら”イベントでも企画してくれると面白いかもしれないが…“臨スジ”がネジ込めないかな?
…と“資料収集”を兼ねて「白鳥96号」で木古内へ向かいました。
この485系3000番台のシート(座席)、身体が包み込まれる感覚がキハ281系よりも789系電車よりも個人的には好きです、危なく木古内で降り過ごすトコでした
手元にあるマイクロエースの485系3000番台(Nゲージ)、早くディテールアップしたいんだけどな…
再び知内で夜勤を終えて、“やっと札幌に帰れるぅ~”と思ったところからの話は、また今度機会があったら書くことにしましょ。