11th HOKKAIDO 72 MEETING ~1日目~
6月20日 土曜日 晴れ(続き)
やっとの思いで着いた集合場所、『道の駅 ニセコビュープラザ』は天気に誘われてか、観光バスのツアー客やドライブ途中の人で賑わっている。
ライダーの姿もチラホラ。
北4線踏切で見る“銭湯の壁画”もよいが、こちら側から見る後方羊蹄山の姿もイイ。
さて…と駐車場を見渡すと見覚えのあるCB72が3台…あれ、3台ぃ?
とりあえず“旅仕様”にモディファイされた埼72さんのナナニィの横に駐めると、向かいのそば屋から“じっちゃん”ことT先生が「ご苦労さん!メシ食わへんか?」と顔を出してくれた。
お腹はそれほど空いていなかったので「ご無沙汰してます、(お腹は)大丈夫です。」と挨拶する。
ケータイを見ると南区72ライダーさんからの着信が残っていた、折り返しかけてみると
「今度は赤井川の道の駅の手前でYMTさんのナナニィ、バッテリー爆発しまして。
いまcbm72先生とヒロ兄さんが倶知安までバッテリー買いに行ってるんですよ。」
…さすがYMTさん。
ミーティングでは大なり小なり、毎回“何か”やらかしてくれる人である…コリャしばらくかかるな。
じゃあコッチも“じっちゃん”達が食事から戻るまでにバックミラーを直しておかないと。
メガネ用の精密ドライバーを使い、鏡を支えているフチゴムごと持ち上げる様な感覚でコジって外す。
当時モノよりもリプロ品?の硬質ゴムで固定しているタイプの方が取り出しやすい。
既に鏡を2個割った経験から言うと…(悲)
鏡が外れればバネや部品を取りだし、念のためグリスを拭き取って元通りに組み直し。
とりあえずこの程度で済んでよかった…と工具を片付け始めたら“じっちゃん”達が戻ってきた。
結局、出発予定時刻の“13時”に間に合ったのは
○“じっちゃん”ことT先生:四日市市から片道1,400キロを自走してきた。
○埼72さん:去年のミーティングでは美笛峠の穴ぼこにFタイヤを落としてパンク。
○オーファクトリーさん:紺色のCB72をレストア中。今回“も”4輪で参加。
○ISYさん:去年は赤色、今年は紺色のCB72で参加。
…に僕の5人。“じっちゃん”と埼72さんとは1年振りで近況含めておしゃべりに花が咲く。
YMTさんのトラブルの原因は何と「MFバッテリー」。
“じっちゃん”と埼72さんは朝6時半着のフェリーで函館に上陸。
そこでオーファクトリーさんとISYさんの手厚い歓迎を受け、4人は12時にニセコへ着いたそうだ。
“じっちゃん”曰く、ナナニィの充電系統はACダイナモに6個装備されるコイルの内、2個しか使わない昼間走行の状態でも過充電になりやすいらしく、少ない電流を長時間かけて充電するMFバッテリーの特性と合わないのが最大の原因なんだそうな…自分もココでイヤな『爆弾』を抱えてしまっているコトに気づく。
結局14時半になって、南区72ライダーさんから
「これからニセコ経由で向かうと遅くなるので、いまから宿に向かって下さい。
我々も倶知安に出たら最短ルートで向かいますから。」
あら…そうですか、仕方ない。
日陰で休んでいた“じっちゃん”と埼72さんに声をかけ、仕度を調えて出発することにする。
それじゃツマラナイので途中から洞爺湖畔へ降りることに。
オーファクトリーさんのアルトラパンを先頭に細いクネクネ道をソコソコのペースで進む。
この道もなかなか面白い。
あとは赤井川から向かっている組が来るまで待つだけ。
とりあえずホテルの方にお願いして1部屋空けてもらい、皆の到着を待つ。
その間、CⅢ72を買ったジャイアンが「試運転してみようかな?」といって飛び出していった。
途中で壊れなきゃいいけど…。
そういえば中島へ行く遊覧船にしばらく乗っていないなぁ?
…そうこうしているウチに時間は過ぎ、赤井川組が到着。
ジャイアンのCⅢ72も…と思ったら、ホテル到着直前にエンストしたっきりエンジンがかからなくなってしまったらしい。
「イヤだ!」を連発しながら、色々面倒を見てくれる優しい人です。
こんな調子で宴会ギリギリまで原因探索するか結局見つからず。
どうもIGコイルの不良…と判断したようだが実態は判らずじまい。
元々、ジャイアンはココまでCⅢ72をトラックに積んできたから帰りの心配は要らないのだけど。
この後は宴会、二次会と長い夜?が更けてゆくのであります…。