11th HOKKAIDO 72 MEETING ~イントロ編?~
6月20日 土曜日 晴れ
…“ナナニィ”の定位置に、今日は“RS”が鎮座する。
そう、今日は『第11回 北海道72ミーティング』の日。
これまでの記事を読まれて薄々お気づきの方もいるだろう。
実は“ナナニィ”、普段は自宅からクルマで15分程のところにある実家に置いている。
バイクを室内保管でき、更には手工具にエアツールも揃った『ガレージ』という環境をガキの頃に知ってしまうと、一応物置があたるとはいえ社宅の共用スペースに“ナナニィ”を置く気にはなれない。
ある意味恵まれた身分であり、ある意味贅沢な悩み…だと常々思う。
が、裏を返すと自分の好きな時間に“ナナニィ”をイジれないのも事実。
実際、出発前のメンテナンスはこの写真を撮る(=“RS”をココに収める)直前までやっていた。
準備が整い、時計を見るともうすぐ11時。
皆は既に『セブンイレブン小樽桂岡店』を出発した後だろうナァ~?
“中山峠経由で直接ニセコに向かいます”
南区72ライダーさんにとりあえずメールを入れると、間を置かずにケータイが鳴る。
「まだ桂岡(のセブンイレブン)なんです。先に行けるなら対応をお願いします。」
なんですとぉ?!
札幌市…といっても北北東の端っこにある実家からだと、中山峠の頂上までは優に1時間かかる。
案内状で“13時 道の駅ニセコビュープラザ出発”と書かれたタイムスケジュールから考えれば
余裕はほぼゼロ…どころかマイナスじゃないのよっ
ヘルメットを被り暖気もそこそこに実家を出てまず給油。
放っておいても後で会場上空に“フラ~ッ”と来るつもりなんだろうが、いつもの癖で納骨堂の前を通ったらオヤジが後ろに乗ってきた…別にこのタイミングで“二ケツ”しなくてもよかろうに(- -;)
そのまま羊ヶ丘通で左折。すぐ右折して澄川通に入り五輪通の一つ手前の交差点を右折。
石山陸橋の下をくぐってまた坂をくだり、石山交番が右に見えたらそこから2つめの信号を右折、一旦R230に出る。
が、次の信号でまた右折して豊平川を渡り、十五島公園の対岸へ抜ける…。
少々面倒に聞こえるだろうが、R230の石山から藤野にかけては国道の両サイドにスーパーやホームセンターなどが次々にできたお陰で、休日になるとクルマがちっとも進まない。
更にこの辺は“クルマがないと暮らせない土地”なので、目の前のオバちゃんが運転するお買い物用の軽(自動車)が車線の真ん中で“駐車場に入りたいのよ!”と右折のウインカーを上げて1車線ふさがれる様な状況はしょっちゅう。
スリ抜けでリスクを背負う位なら、若干遠回りでも通らない方がまだ早い。
ま、コッチの方が適度にクネクネしているので、バイクで走ると楽しいというのもあるのだが。
白川(しらいかわ)の浄水場を過ぎれば簾舞(みすまい)だが、ここでR230に戻るのはまだ早い。
八剣山トンネルを抜けて小金湯温泉の手前までR230に出るのをガマンする。
ここで時計を見ると11時45分、まぁ…予想通りか?
久しぶりに定山渓に来たら、新しいトンネルに切り替わっていて驚いた。
豊平峡ダムへの入口を過ぎるといよいよ一本道。
この時点で時計は12時を指していた…(“13時 ニセコ”に)間に合うかなぁ?
規制標識は『追越しのための右側部分はみ出し通行禁止』…つまり車線をはみ出さなければ追越しはしても良い訳。ホントの『追越し禁止』という規制区間は、札幌近郊だと道道小樽定山渓線の札幌国際スキー場~定山渓ダムの間くらいしか無いはず。
しかし北海道は“土地が余っているせいか?”、車線のど真ん中を悠々と走るミニバンやSUV、それに走り方の判らないレンタカーも多いので、いっそまとめてその右側から3速全開でブチ抜くことにする。
#ホントはクルマを左側に少し寄せて、右側を空けて頂きたいのですがね。
こういう時は抜かれる側のドライバーにビックリさせないように、“ドキッ”としてブレーキを踏ませないように…と配慮しつつ、何とか第一集団をパスして無意根大橋に飛び込んだ。
無意根大橋~定山渓トンネル出口の間は車線は狭いし路面もボロボロ。
でも、バイクでコーナリングするにはチョット楽しいところ。
頂上で時計を見ると12時15分…マジ?
“あげいも”で有名な『道の駅 望羊中山』を過ぎると右手に後方羊蹄山(しりべしやま)が見えてきた。あと30分早く出られれば、ココで一息ついて写真も撮れたのに…(悲)
喜茂別側の下りは車線が狭く、ガードレールで右側が規制されているのでほぼ抜くことは無理。
でも…気が付くとGKフィット2台(レンタカー)と観光バス1台をパスしていた…何でだ?
『喜茂別郷の駅 ホッときもべつ』の角で右折し、比羅岡でR276を横断して羊蹄の麓へ。
途中、アクセルが戻らなくなって一瞬ドキッとしたが、どうも回転数の上昇に伴うエンジンの振動で右ミラー内部の調整ナットが弛んでしまい、垂れ下がったミラー本体が手首に引っ掛かったらしい。
あとで直そう…でもアクセル操作で邪魔になって仕方ないので走りながら外してしまった。
(もちろんニセコビュープラザに到着後、修理して機能は復活させましたよ。)
股間に右ミラーを差し込みあと10分、あと5分…という感じで“ナナニィ”にムチを打って、今回のミーティングのスタート地点である『道の駅 ニセコビュープラザ』に着いたのは、何と“13時ちょうど”だった…。