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死んだオヤジをキッカケに、好きなクルマやバイクについての駄文を連ねる様になった男のくだらないblogです。

エンジンOHへの道(その2)

8月10日 日曜日 晴れのちくもりそして雨?!
 
今朝は身体に“喝”を入れて少し早起き。
カミさんと二人“RS”で飛び出し、開店間もない「のっぽろ野菜直売所」で新鮮な野菜をドッサリ仕入れ、いつものスーパーでその他の肉、魚などの買い出しを済ませて帰宅。
荷物を家に運び込んだあと「ゴメン…チョット遅くなると思うけどヨロシク!」と、カミさんに詫びながら再び“RS”に乗りこみ実家へ向かう。
今日は“ナナニィ先生”の一人、cbm72さんが所用の帰りナナニィを診に来てくれることになっているのだ。
 
実家に着き、いまとなっては懐かしい?TRAMPIOの青いツナギに着替える。
ナナニィを引っ張り出して準備作業を始めると、最初にやって来たのはcbm72さんが来ることを聞き、様子を見にきたAKM77さん。今日はもう一台のCB250でやって来た。
間もなくcbm72さんも到着。ツナギに着替え“先生の診察”が始まる。
そこへ“ガオガオ”という音を立て△△△さん(以下、“UTA72さん”と称することにします)もやってきた。
#もちろん、UTA72さんも“ナナニィ先生”の一人です。
 
先週あそこまでバラしていたので、あとはアンダーガードダイナモのハーネス、ポイントをベースごと外す程度。
cbm72さんの的確な指示もあって、あれよアレヨという間にナナニィからエンジンが降りてしまった
 
イメージ 1
             ~ CLの場合、EX側のスタッドボルトは抜いておいた方がよい様です ~
 
もちろんここからが本題。
cbm72さんもUTA72さんも状態の見当はついている…ヒドくないことを願いつつ“腰上”をバラし始める。
ヘッドカバーを外せばアッという間にカムシャフト…そう、カムチェーンを切らなければヘッドは外せない
カムチェーンテンショナーが外れた頃、当然?の様に
 
 「(こっそり)右シリンダーの圧縮上死点に合わせておいたからカムチェーンのジョイント見えるでしょ?外して。」
 
とcbm72さんから『第1の試練』を与えられる…あ、ヤッパリ(--;)
見よう見まね?でカムスプロケット回りにウェスを詰め込み、適当な長さの針金を手の届くところに準備しておく
もちろんカムチェーンやクリップをクランクケースまで落とさないための予防策だ。
#今回はこの後『アンダークランクケース交換』というメニューがあるので、仮に落としても拾えるのだが。
 
“クリップが小さいから中々取れないんだよ…”と思いつつ、チェーンもクリップも落とすことなく第一関門クリア!
ホッとするのもつかの間。ヘッドを外しピストントップを見ると右のピストンの焼け色が左よりも僅かに白っぽい
フィンを割らない様に気をつけながらシリンダーに下からショックを与えていく…ベースガスケットが固着しているから仕方ない。
「おっ!抜けるぞ~!」と、シリンダーの中から現れたピストンは…
 
イメージ 2
 
右側のトップリングが2箇所で折れていた…しかも折れたところが重なって上下に押し広げている
“棚落ち寸前”というヤツか…これでもまだ軽傷な方。
UTA72さんが同じように焼き付いた時はピストンリングがバラバラだったそうだ。
とりあえずピストンがスタンダードサイズだったのは助かった。
#ボーリングするにしても選択肢が1mmオーバーまでの4種類から選べるので。
 
さて、シリンダーの内壁の状態は…と目視と触診で確認。
白くスジの入ったところは確かにあるのだが、残ったオイルのせいか触った感じはスムーズで傷らしい傷がよく判らない…。
その横でcbm72さんはヘッドを裏返し燃焼室の状態を確認していた。

 「ダメ、バルブも摺り合わせ必要だわ。バルブが首振っていないとイイけどね…。」
 
“あうぅ…ヤッパリそこもやらなきゃダメですか…光明丹塗ってタコ棒持って「クルッ、パン!」と(T_T)”
オヤジがやっていた姿は何度か見たことはあるのだが…その程度で済めばイイけど。
 
…今日は状態確認が主で、必要な部品を拾い出すのが目的。
コンロッドの振れは規定値内に収まっているようだから、『アンダークランクケース交換』のため“腰下”を割ることにする。
AKM77さんも興味津々。腰下割って、クランクシャフトやミッションのギヤを見る機会なんて中々無いモンね。
ピストンやクラッチ、オイルフィルタも外しも軽くなったエンジン…というかクランクケースをひっくり返すと、まだ少し残っていたオイルが漏れてくるが、これは想定の範囲内
先にアッパー側の8mmナット2個外すのを忘れなければ、あとはオイルポンプを外し、下から見えるすべてのボルト・ナットを外す…液体パッキンが塗布されているので、ここもショックを与えて…という感じでご開帳
抜いたオイルの色とは裏腹に、スラッジもあまり無くキレイな状態だった。
 
イメージ 3
 
どうもこのエンジン、少なくても一度“腰下”を割っている様子
オイルシール類は再使用に問題なさそうだ…あとは合わせ面に液体ガスケットを薄ぅ~く塗布し、
アンダークランクケースを被せて歪まない様にボルト・ナットを締め、クラッチ回りを元に戻すだけ…という感じで組み上げて今日は終了
 
イメージ 4
 
「大丈夫、大丈夫…なんも心配いらないから、じゃあね」と、cbm72さんはヘッドを抱え帰っていった…つまりバルブ回りの作業を引き受けてくれたというコト。下げたアタマが上がらないm(__)m
 
…結局、ほとんどの作業を先生方にやってもらっているみたいだなf(^^;
 
今度の休みは洗い油で左のクランクケースカバーやアンダーガードを洗っておくことにしよう。