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死んだオヤジをキッカケに、好きなクルマやバイクについての駄文を連ねる様になった男のくだらないblogです。

“オレのナナニィ”

では早速(?)、このブログの“主役の一人”になるであろう『1964年式ホンダドリームスクランブラーCL72』に登場して頂くとしよう。
 
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  ~“リハビリ”に使ったホームコースのパーキングにて(この時期の夜はカエルが「ゲコゲコ」と五月蝿い)~
 
当然、オヤジの手でレストアされている。が、所々に“クタびれた感じ”がするのは「ピカピカの旧車は気持ち悪い」というオヤジのポリシーから。
実際、グリップは後期型以降に採用されているモノだったり、シートの縁にモールがない…等、ノンオリジナルな部分も多々ある。
 
1964年式はいわゆる“初期型”に分類される。
パッと見では“スモールハブ”…前後の車輪の中心、ドラムブレーキやドリブンスプロケットを固定する『ハブ』の径が小さく、ドラムブレーキの引き方もカム一つ(シングルカム)なのが特徴。
中期型以降はCB72用200mm径の「ツー・リーディング式ドラムブレーキ(ドラムブレーキを引くカムが2つ)」に変更され、フラッシャー(=ウインカー)が標準装備される等のマイナーチェンジを受ける。
#もちろんこのバイクもフラッシャーは“後付け”でした。
  メインハーネスをリプロ品に交換してしまったんで、その跡形は既にありませんがね。
 
イメージ 2
 
左側にまとめられた「アップマフラー」がこのバイクの“キャラクター”を主張する。
ヒートガードのおかげで、キチンとニーグリップしてもそれほど熱さは感じない。
エキゾーストパイプが描く“アール”と焼け色が何とも言えない。
ちなみにエンジンは1960年に“トップ80km/h以下では走れません”というコピーを使用して発売され、
人気車種となった「ドリームスーパースポーツCB72」のモノがベースとなっている。
このタイプ1は180度クランクを採用し、エンジン内部にもCL72向けの変更を行っているにもかかわらず、
機関諸元はCB72と全く同じとなっている。
(最高出力:24ps/9,000rpm 最大トルク:2.06kg-m/7,500rpm)
 
イメージ 3
 
全長:2,000mm×全幅:815mm×全高:1,070mm、ホイールベース1,330mm、最低地上高:195mm
というサイズは、いまの250ccクラスから見ると二回り位小さく感じるかもしれない。
前後19インチのホイールやシングルクレードルのフレーム、クランクケース下部のプロテクターなど、悪路走行時の走行性向上を狙っての変更は、ベースとなったCB72と比較すると多岐にわたる。
アップハンドルと10.5Lしか入らない小ぶりなタンク、シートがもたらすライディングポジションは軽く前傾する程度のリラックスしたもので、3速パワーバンド内であればワインディングでサウンドを楽しみつつ楽しく走ることができる。
 
ちなみに左のサイドカバーのステッカーは、毎年(いまは)8月末に富良野市山部「太陽の里」で行われる『北海道ミーティング』のコンクール・デレガンスに出品した記念にオヤジが貼ったモノ。
 
…何で右側からの写真が無いんだ?って。
CLシリーズはやっぱり「アップマフラー」が特徴ですから…どうしても左側からに偏っちゃうんですよ(照)。