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死んだオヤジをキッカケに、好きなクルマやバイクについての駄文を連ねる様になった男のくだらないblogです。

最初の“自分のクルマ”

“クルマ”という乗り物は不思議なモノで、本来は移動手段や運搬手段といった『道具』と考えるのが一番素直…なんだろうが、『自己表現の手段』だったり『おもちゃ』になったりもする。
 
僕の場合、“バイクを積んで運ぶ”印象が強かったんだが、家のクルマが軽の1BOX(ホンダ アクティ ストリート・ハイルーフ:VD)からボンバン(ホンダ トゥディ・ポシェット:JA2)に変わったあたりから“運転する楽しみ”を味わってみたいと考え始める様になった。
ちなみにこのポシェット、元を正せばH部長のディーラーにあった展示(デモ)車。
本来ポシェットにはMOP設定されない「サンルーフ」がついていた。
オイル管理もオヤジが徹底してやっていたのだが、とある冬の日に妹が友だちとドライブしている時、千歳のインディアン水車の前でスリップして飛び出してきた対向車と正面衝突してお亡くなりに。
#この時、オヤジはバァちゃん(=オヤジの母親)が亡くなった時なみに涙しましたと。
 
さて…僕の“最初の(=車検証の所有者or使用者の欄に自分の名前が入った)クルマ”は前にも書いた通り“EF9”こと『ホンダ シビック・SiRⅡ』
NA初、リッター100psを達成した名機「B16A」エンジンを積む『SiR』は、4代目となるグランド・シビックの後期形から設定され、これもまた名機「ZC」エンジンを積む『Si』の上級スポーツグレードとして登場した。
『SiR』はエアコンやパワステといった快適装備が省かれた“レースベース車”みたいなものなので、我々一般Peopleが“シビックのSiR”というと、順当に考えれば『SiRⅡ』を指すことになる。
 
イメージ 1
 
入社して初任給を貰う前にクルマを買いに行く…思い返せば“アホ”だとしか思えないんだが、この頃は「クルマが欲しかった」…中古とはいえまだ“高価な買い物”でしたし。
で、とりあえずH部長“SiかSiRが欲しい”と頼んだらコイツとEG6が出てきた。
どちらも下取車でコイツは平成2年式のバルセロナグリーンパール。
検切れで36,000km走行のほぼノーマル車。
もう一台のEG6は…その頃ツルンでいた(今も付き合いはあるが)学生時代の仲間が「EG6買う、絶対買う!」って騒いでいたし、何より“丸っこすぎて”あまり好きになれなかった…で、めでたく僕のモノに。
 
確かにハタチそこらでクルマ…って維持するだけでも大変。
税金にガソリン代に消耗品に任意保険、さらにイジり始めたら…もう大変。
真っ先に取り替えたのは“おむつカバー”みたいなステアリングをMOMOのヴェローチェ・レーシング(350φ)に。
この時、既に新車時のタイヤは目がほとんど無かったからタイヤを買うついでにホイールも…となって、
TOYOのトランピオF-08(195/60-14)ウェッズスポーツTC-05(6J×14 オフセット+39)を組み合わせ、タイヤのグリップが上がったものだから抜け始めた頃のショックが音を上げロールが大きくなってカヤバのクライムギヤRS☆Rダウンサスが入り、ついでにクスコのストラットタワーバー(前後)まで入った。
音も多少拘って1DINのカセットデッキ+CDチェンジャー、あとからスペアタイヤに収まるウーハー…でズンドコ言わせたこともあったっけ。
 
EF9は基本設計がひとむかし前な上に、DA6インテグラで開発・搭載したB16Aをひと回り小さいシビックに積んだモノだからEF3(=「ZC」搭載の『Si』)よりもパワーUPしたのは当然だが、同時によりフロントヘビーになった。
弱アンダーでラインを組み立てる“FFのセオリー”通りに走らせないと曲がらないクルマ。
EF8(=サイバーCR-Xの『SiR』)よりもホイールベースが長い分、その傾向は顕著に表れる。
確かにただ踏むだけなら4速でレブ当たるところまでイッて190km/h位出るから速いけど。
#5速満開踏むと、6,000rpm超えた辺りでスピードリミッターが当たるんです…。
 
でも…美しが丘のコーチャンフォーで見つけ、ず~っと気になっていながら立ち読みでガマンしていた本をとうとう買ってしまった冬の晩、滝野線の下三滝橋のコーナーで“オーバースピードっ?!”ってアクセル戻したらタックインで巻き込んじゃって…立て直そうとアクセル入れたら入れすぎで、直ドリ5発当てた結果、目に入ってきた標識の支柱に運転席側ドアからアタックして“くの字”になった。
当然窓ガラスは粉々になって影も形もないし、運転席のシートは座面がねじれてしまっている。。
#「車生」としては奇しくもストアブと同じ“初年度登録から7年半目”の出来事です…。
 
とりあえずH部長に見せると「修理するなら50万(円)コース。でも、このクルマの今の価値は8万円」
じゃあ直すのバカらしいじゃない…で、当時厚別の外れにあったロケットマンガレージ」という中古車屋で見つけたハチロクに“縁”を感じて乗り換えることを決意したのです。
この店、専門はちょうど“ワイスピ”ではやり始めた「スポコン系」
“くの字になった”EF9の話をしたら「エンジンや他の部品は使えるんでしょ?」と喜々としていたっけ。
ハチロク納車になるまでチョクチョク通ったけど、日に日に部品取られて使い回されてたんだろうな…。
 
この冬はEG6を買った友人も雪山に突っ込んで小破。
別な友人はE39Aギャランのタイミングベルトが切れて苫小牧東ICの駐車場で年越し放置プレイ…と、珍しく“クルマのない”正月を送ったのも笑い話。
 
…何の本を買ったんだって?
熊倉重春さんがレーシンググリーンのトレビンを作った時の記事を書いたハチロクのムック本ですよ。
…思えばこれが原因でEF9に愛想尽かされたのかな?